のこり約一か月で新年度がスタートします。
次の目標へ向け走り始めた生徒は、ひきしまった顔をしています。頼もしいものです。
今回は、わたくし(国語講師)が読んだ本で、あくまでもわたくしがビビビッときた一部分を軽く抜粋し「書籍」と共にご案内致します。
「アウトプット大全」 精神科医:樺沢紫苑
※118~119ページ『33:書き』
読書をするときには、絶対に書き込みをしながら読むことをおすすめします。なぜならば、書き込むことで、本の内容の理解が圧倒的に深まり、記憶にも残りやすくなるからです。
アンダーラインを引いたキーワードに対して脳が「検索」を始めるので、受け身型の読書が能動的な読書、攻めの読書に変わります。アンダーラインや書き込みをしてほしいのは、あなたの「気付き」の部分です。
※126~127ページ『37:上手な文章を書く』
「たくさん読んで、たくさん書く」しかないということですが、これはそのまま「上手な文章を書く方法」と言えます。
※128~129ページ『速く文章を書く』
「時間を決めて書く」ことです。「締切なし」で書くとダラダラしてしまい、「いい文章」は書けません。締切を決めて一気に集中して書くことで、文章を書くスピードと文章のクオリティの両方がアップします。
※186~187ページ『問題を解く』
記憶においては、インプットよりもアウトプットが重要。できるだけたくさんの「問題を解く」。問題集を解く、過去問を解く、模試試験を受けるというのはアウトプットです。問題を解く=「知識を使う」ことで、脳は記憶に残そうとするのです。
以 上
今回は、「書く」に特化した部分のみ少しだけ抜粋し、紹介致しました。
国語受験クラスの授業で、生徒たちへ日頃から「声掛け」している内容と同じだなぁっと感じたからです。
(たくさん参考になる内容があります。ほんの一部の紹介です。保護者さまも機会がございましたら、是非ご一読ください。)
これから約10か月弱の間で、読解力の文章問題(物語文・論説文・随筆)、暗記すべき漢字や語彙、文法などなど学習しなくてはいけません。更に、長文記述・作文問題にも立ち向かいます。(長文記述が出題される私立中学校が増えている傾向があると思われるからです。)
「要約する力」「自分の考えを書く」などの長文記述です。
これらを苦手とする生徒が多いのは確かでしょう。
上手に書けないのを気にしすぎて、一行書き始めるのにかなり時間をかけてしまう生徒がいるのは、過去の例からしても百も承知。。
しかし、下手でもなんでも書く練習を凹まず・諦めずにやり続けた生徒は、量に比例して確実に上達しています。本当に本当に感心しました。
まずは、「下手でもいい!」「まず、書いてみよう!」っとの心意気で自分の殻を破り、「長文記述・作文」という壁を、数か月後には「なんかわからないけど、乗り越えていた!」という感触を味わってほしいと思います。
いよいよ新6年生は次へのスタートです!