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夏休みの「頑張った」を、9月の「当たり前」に

夏休みが終わり、久しぶりのブログです。 



長い夏休みの間、毎日の勉強を頑張った子。

夏期講習に通い、普段よりたくさんの問題に取り組んだ子。

苦手な単元に何度も向き合った子。

それぞれの夏を過ごしたことと思います。

私たちがこの時期に大切にしたいのは、

「夏休みにどれだけ勉強したか」だけではありません。

夏休みに頑張ったことを、9月からの「当たり前」にできるか。

ここが、実はとても大切です。

 

■夏休みは「特別な時間」だからこそ頑張れる

夏休みは、学校がありません。

普段より時間があります。朝から勉強することもできます。塾の夏期講習で、

まとまった時間を学習に使うこともできます。だからこそ、夏休みには

普段以上に頑張れる子がたくさんいます。

ところが、9月になると生活が一気に変わります。

学校が始まり、宿題があり、クラブ活動や習い事もあります。

夏休みのように、毎日たくさんの時間を勉強に使うことはできません。

そこで大切になるのが、

「量を維持すること」ではなく、「習慣を維持すること」

です。

夏休みに毎日2時間勉強できたからといって、

9月も2時間できなければいけない、ということではありません。

たとえ30分でも、

「帰ってきたら課題に取り組む」

「そのあと、今日の授業を少し見直す」

「分からなかった問題には印をつけておく」

こうした行動が続いていることのほうが、長い目で見ると大きな意味を持ちます。

 

■「続けること」が、実は難しい

2026年8月に、小中学生の子どもを持つ保護者825人を対象に行われた

「夏休みの子どもの学習に関する調査」(Duolingo実施)では、

83.2%の保護者が、学校の宿題とは別に子どもが自主的に学ぶことを

「重要」と回答しています。

一方で、自主的な学習について感じる難しさとして、

「子どもの集中力ややる気が続かない」32.5%

「子どもが自分から学習を始めない」28.6%

という結果が出ています。

これは、私たちが日々子どもたちと接していても感じることです。

勉強を「始める」ことよりも、

勉強を「続ける」ことのほうが難しい。

だからこそ、9月は「もっと頑張ろう」というだけではなく、

夏休みにできていたことの中から、何を日常に残すのかを考える時期なのです。

 

■夏休みにできたことを、一つだけ残してみる

例えば、夏休みに毎日計算練習をしていた子なら、

「9月からも毎日10分だけ計算する」

でいいのです。

夏休みにその日の授業内容を復習していた子なら、

「塾から帰ったら、ノートを一度開く」

でもいい。

夏休みに分からない問題をそのままにせず先生に質問できるようになった子なら、

「分からない問題には印をつけて、次の授業で質問する」

という習慣を続けてみる。

大切なのは、夏休みと同じ勉強量を再現することではありません。

夏休みに身についた「学び方」を、普段の生活の中に残しておくことです。

 

■「頑張った」を「当たり前」にすると、次の成長が始まる

勉強には、最初は「頑張らないとできないこと」があります。

毎日机に向かうこともそうです。復習することもそうです。

間違えた問題をもう一度解くこともそうです。

でも、それを繰り返していくと、少しずつ変わってきます。

「やらなきゃ」なはなく、

「いつものことだからやる」

になっていきます。

これが「習慣」です。

先ほどの調査でも、学習に期待通り、または期待以上に取り組めている家庭では、

「学習が日々の習慣になっているから」が29.1%で、

学習を続けられている理由の1位でした。夏休みの頑張りを、

そのまま9月に持ってくる必要はありません。

むしろ、

「夏休みにできたことの中から、一つを残す」

くらいでいいのです。

その一つが、やがて二つになり、三つになっていきます。

 

■保護者の方にお願いしたいこと

9月になると、どうしても

「夏休みはあんなに勉強していたのに」

「最近、勉強時間が減った」

「もっとやらないと」

と感じることがあるかもしれません。

でも、まず見ていただきたいのは「勉強時間」だけではありません。

例えば、

〇自分から机に向かうようになった

〇間違い直しをするようになった

〇分からない問題を質問できるようになった

〇以前より集中して取り組めるようになった

こうした小さな変化も、立派な夏休みの成果です。

そして、その成果を「続けられる形」にしてあげること。

必要なら親子で、

「夏休みにできるようになったことは何だった?」

「9月からも続けたいことは何?」

と、一緒にふりかえってみるのもよいでしょう。

今回の調査でも、学習が順調な家庭ほど、家族で一緒に学習したり、

学習計画や目標を一緒に考えたりする傾向が見られました。

子どもに「頑張りなさい」というだけでなく、

「何を続けるかを一緒に考える」。

 

■小3学園が大切にしたい「9月」

夏休みは、子どもたちが大きく成長する時期です。

ただ、その成長は夏休みが終わった瞬間に完成するものではありません。

夏休みにできるようになったことを、学校が始まっても続ける。

そして、そのた「続ける」がいつの間にか「当たり前」になる。

その積み重ねが、次の成長につながっていきます。

だから私たちは、9月の子どもたちに、

「夏休み以上に頑張ろう」とは言いません。

まずは、

「夏休みに頑張ったことを、一つ続けてみよう」

と伝えたいと思います。

これからも小さな習慣を一つずつ積み重ねながら、

子どもたちの成長を支えていきたいと思います。